全体リフォーム
【店舗】
A-14:路地裏の落ち着いたお店
【担当 プランナー:竹村】
機能的かつ雰囲気を大事にしたプランに
ビストロ・グールマン様は店をOPENされて11年。これを気に内装を一新し、
肩肘張らない雰囲気の気軽に立ち寄れるお店にしたい、というご要望でした。
現況調査では間取りにいくつかの問題点がみつかりました。
まず、せっかくカウンター席があるものの、鉄骨の柱が邪魔をして座りづらく、ほとんど使われていない状況でした。
また、入口から入るとすぐに客席になっているために、お客様が落ち着いて食事をできないのではないか、と思われました。
さらには奥の扉を開けるとスタッフルームや洗面・トイレが客席から丸見えの状況。
それらの問題を解決し、なおかつ落ち着いた雰囲気を目指したプランをご提案しました。
まず全体を塗り壁の仕上げで親しみやすい雰囲気に。床は11年前のOPEN改装の時にできなかった
板貼りのアンティークフローリングにしました。
全体をナチュラルホワイトを基調に、木製のインテリアでまとめた、落ち着いた空間を作り上げました。
問題の間取りは、まず入口の位置を変えてお客様が落ち着いて食べられるようにしました。
以前ついていた住宅用の玄関扉は、お店の雰囲気に合った扉に変更。
また外壁には前を通る人の目線の高さに合わせた小窓を取り付け、店内への誘導を図るようにしました。
丸見えだった厨房は、それを隠しながらも入ってきたお客様や店内の様子が分かるようにガラスのスリット取り入れました。
さらに洗面・トイレスペースは客席から見えないようにし、清潔感ある間取りにしました。
以前は、鉄骨が邪魔していたカウンター席は、「夜はお酒をメインとし、ドリンクを飲みながらくつろいでもらいたい」
と言うご要望を受け、一枚板のカウンターバーを設置しました。
← リニューアルオープンに伴い、テーブルとイスも購入。
アンティークフローリングの色に合わせて
オーナー様が探してきてくださいました。
イメージパース
↑ オーナー様ご要望のバーカウンター。4m近くある一枚板に、オーナー様も驚かれていました。
← 丸見えだった奥の厨房は、間仕切壁を立てて
見えないようにしましたが、厨房から
客席の様子が分かるように、ガラスの
横スリットをはめ込みました。
縦のスリットの間には鉄骨の柱が
隠されています。
↑ テーブルスペース。
ベンチシートに座ってゆっくりくつろいでいただけます。
↑ 以前は玄関用の扉が付けられた表玄関。
外装は塗り壁にしてイメージを一新。
3つ並んだ小窓からは中の様子をうかがうことができます。
看板も新しく作りました。