昼は右利き、夜は左利き。
2019年04月15日
50歳を超えてからちょっとたしなむようになりました。
弱いので酔う事は好きではないのですが、仕事を終えてホッと一息つくのはいいことですね。
僕がちょこちょこ通わてもらっている小料理屋さんでも仕事帰りの方によくお会いします。
真っ黒けに日焼けした建築関係の方、近くにある大手企業の方、ご家族連れの方となど、
満席になった時はたま~に相席となる事もあります。
これは僕が座る事ことの多い木テーブルから左隣を写しました。
この席はある方が1人でほとんど座られている席。
その方は必ずと言ってもいいほどこの席です。
聞いた話ですが、入店と同時に必ずチューハイのでっかいジョッキを注文し、喉を潤すようにグビグビと飲み、
僕が隣に座る頃は芋焼酎の一升瓶をデンと置いて、渋~い顔で黙々とお湯割りを飲み干しておられます。
肴はアスパラの1本揚げと紅しょうがの天ぷら、ピザ風のお好み焼きを「歳いったら食えんわ」と言いながら、
いつも細かく切って、酒とは打って変わってちびちびながら残さずに食べられます。
僕がこの方より早く来ることは無く、暖簾をくぐると必ずこの席で、
ニコっと笑って隣の席を指さしてくれます。
マスターと店員さんに「飲みや」と、ビールとジュースを振る舞いのが常のようで、
TVのチャンネル権ではなく、音量のボリューム権はこの方が握っているのは通っているうちに理解しました。
どんなチャンネルでも気にしている様子は無いのですが、音量にだけは拘りがあるようです。
この方が来られていないときにマスターに「何故、いつもこの席なん?」と聞くと、
「開店と当時に入られるので、余程の事が無い限りこの席ですねん」という事でした。
僕が入るのはそこそこ遅い時間。
年齢は僕より20歳上の80歳前。
開店からあの時間まで飲んでいるとは・・・・。